プランニング例
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海岸通りの家 : 木造平家建て 42坪(下の項目をクリックで詳細が見れます。)
施主条件・立地条件・敷地条件
【施主条件】
IT関係のデザインを手掛ける、20代後半の施主。
夫家族構成は、夫婦と子供2人。
自宅兼事務所。
【立地条件】
西側に堤防と道路を挟んで海が見える海岸沿いの土地。
海に沈む夕日を毎日楽しめる環境。
【敷地条件】
西側に幅員4mの道路があり、その先は高さ1mの堤防、そして有海が続く。
東は田畑で、北・南は民家が続く。
【建物概要】
木造平家建て
延べ床面積:138.70㎡(41.95坪)
道路・玄関
眺望の為、土地を堤防の高さ(約1m)へ上げ、階段を数段上がってのアプローチとなる。
無理のない程度に上がる為、1段の高さを15cm以下に計画した。スロープにする等も可能。
外構
海風から車を保護する為、自家用車の2台分を屋根付きの車庫とした。
リビング側は段差のない木製テラスを造り、気候の良いときは、海風にあたりながらの食事も楽しめるようにした。又、道路側に低木の耐潮性のある生垣を植え、道路からの視線を遮るようにした。
リビングでの目線の高さで生垣を剪定すれば、眺望は確保できるでしょう。
間取り
この家の特徴は、リビングと事務所を他のフロアーより一段上げていることです。海を眺めながらの生活を目的に計画した為、日々の生活でも事務所への来客にも楽しんで頂けるようにしました。
家事の動線も、キッチンから浴室まで廊下を使うことなく行き来出来るようにしました。難を言えば、廊下が日中でも暗くなることです。対処としては、トップライトをつけるか、屋根に段差を付け、段差の部分に窓を付け採光を確保しようと思っています。
最後に
この家を訪れた人は、海を眺めて羨ましがるでしょう。しかし、この家の住民は日々塩害に向き合い、メンテナンスをしていくのが現実です。これが海岸沿いにに住むということです。
「海の煌き、夕日の美しさ、潮風」これを毎日見れるのも現実です。これも又、海岸沿いにに住むということです。